我が家の機能性(2)

高気密住宅になくてはならない24時間換気システム。これがないと結露の心配が。
我が家の24時間換気システムは、スェーデンのガデリウス社製のもの。当然、第1種
の熱交換タイプのものですが、顕熱方式(空気の入れ替えの際、熱のみを交換する
タイプ)のため、全熱方式(空気の熱を交換し、室内の水蒸気は戻るタイプ)よりも
熱交換率は若干低くなります(メーカー発表では73%)。でも、室内の水蒸気は外に
排出されるので、家の中の臭いがこもる(戻る)ことはありません。
室内の水蒸気は排出されてしまうので、全熱方式よりも乾燥はしやすくなりますが、
水蒸気にくっついた臭いは残らなくなるのです。

熱交換器の中を外の冷たい空気と室内の水蒸気を含んだ空気が通るため、熱交換器
の周りは結露が生じます。なので、結露水を排水するドレーンがついてます。
(下写真)

実は、台所の換気と風呂やトイレの換気も、このシステムですべてやります。
前に住んでいた家では、台所や風呂、トイレは全て局所換気であったため、冬の
吹雪の日などは冷たい風が逆流してきて、寒い思いをしていましたが、このシステム
ではそんなことはなくなるので、快適です。気密性維持の面でも大事なことです。
近年主流の台所や風呂の局所換気は、給排同時タイプのものが多く、考え方としては
気密が維持(24時間換気効率に影響を与えない)されるのですが、所詮ダンパーで塞
いでいるだけなので、多少は気密や換気効率に影響は出ていると思われます。
下の写真は台所の換気フード。

風の強弱と照明のスイッチがあるのみです。
料理の時排気量を増やしたいときは強にしますが、この時は家じゅうの給排気が強に
なるので、唯一そこだけが弱点と言えば弱点。でもだからと言って寒くなるわけでは
ありませんが。
下の写真は排気部のカバーとそれを外したところ。


下の写真が操作パネル。電源を切るスイッチはありません。(切ったらやばい)

下は風呂の換気口(排気)。

風呂場には照明のスイッチしかありません。(下写真)

センサー照明のトイレはスイッチすらありませんが・・・
書き忘れそうになりましたが、換気はもちろん各部屋ごとに風量調整をして、
計画換気をするように調整してもらっています。