DIY~木製サンルームの自作

久しぶりの投稿です。

我が家の自宅から30kmほど離れた地域に住む実姉に頼まれ、木製のサンルームを作成することになりました。

姉が家を購入した際に備え付けてあったテラス屋根が、経年劣化でぼろぼろになり、建て替えを希望していたもの。

当初は屋根付きウッドデッキの予定

でしたが、飼っている猫ちゃんたちもくつろげるようにと、サンルームとすることに。

まずは作成にあたって設計図を作成。手書きしました。1.5坪ほどの面積です。 

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手書きした立面図と平面図

◎4月14日(日)テラス屋根の解体

(写真はありません)

木の柱はぼろぼろに朽ちていました。

写真の右側に材料となる木材(主にツーバイ材)が立てかけてありますが、大方の材料を最初に一気に購入して、防腐塗料を2度塗りしました。

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解体後。このスペースにサンルームを建てます。

 

◎4月29日(月)基礎工事と土台の設置

 作業の写真は省略していますが、コンクリートのたたきのない所は穴を掘って砂利を詰め、ダンパーで鎮圧した後、束石を設置してだいたいの水平をとりました。

 束石設置後に、束柱を立て、土台となる2×4材を水平をとりながら束柱に固定しました。(土台は、真四角になるように筋交い材で固定しています)

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束石設置後に土台を設置

 

 

24時間換気システムの結露対策

我が家の24時間換気システム。
ダクト配管はスパイラル管というもの。通常は蛇腹型のものが主流だそうですが、
それだと蛇腹部分や配管を曲げたりすることで空気抵抗ができてしまう。
スパイラル管は空気がすんなり通るので、負荷が少ないとのこと。(写真下)

あと、重要なのがダクト配管の結露対策。
外気を取り入れる給気口から家の中に入る部分の配管は、外気が通るので冷たくなります。
そのままだと家の中の温かい空気と触れて、結露が発生します。結構な結露量なので、
ほっておくと天井が濡れてカビの原因に。なので入り口部分から24時間換気システム
本体にかけては、下の写真のように断熱材をぐるぐる巻きにして、結露対策をしても
らっています。グラスウールを使用したので、ビニールカバーで気密処理もしてあり
ます。細かな気配り、ありがたいです。
とはいえ、エコハウスならどの家でもやっていることとは思いますが・・・・・

我が家の1月分の電気代にびっくり〜エコハウスinオガールタウン

我が家の1月の電気代:30,664円(1,212kwh)でした。
昨年同時期では42,670円(1,625kwh)だったので、1万円以上安くなったことにびっくりです。
昨年は引っ越し後まもなく、オール電化、IHクッキングヒーターの使い方にも慣れておらず、
あと母親がしばらく滞在したこともあり、高かったのかと分析していますが、それでも
30,000円という額には驚きです。水道代も7,600円ほどで、こちらも以前住んでいた家の時より
も2,000円以上安くなっていました。これは、節水トイレやお風呂の節水シャワー、台所のセン
サー式蛇口などを導入した効果と思います。機能性(経済性)を重視して、(少しコストは
かかりましたが)導入したものですが、その効果が出て満足しています。
ちなみに、1月分の暖房費(エアコン)は、335kwhで、全電力使用量の27.6%でした(先月も
約30%)。先月の1.4倍の使用量ですが、寒さが厳しくなっているので、これはやむを得ない。
(下の写真は、左(上)が今年1月分のの電気・水道の明細、右が昨年同期の明細)

我が家の機能性(2)

高気密住宅になくてはならない24時間換気システム。これがないと結露の心配が。
我が家の24時間換気システムは、スェーデンのガデリウス社製のもの。当然、第1種
の熱交換タイプのものですが、顕熱方式(空気の入れ替えの際、熱のみを交換する
タイプ)のため、全熱方式(空気の熱を交換し、室内の水蒸気は戻るタイプ)よりも
熱交換率は若干低くなります(メーカー発表では73%)。でも、室内の水蒸気は外に
排出されるので、家の中の臭いがこもる(戻る)ことはありません。
室内の水蒸気は排出されてしまうので、全熱方式よりも乾燥はしやすくなりますが、
水蒸気にくっついた臭いは残らなくなるのです。

熱交換器の中を外の冷たい空気と室内の水蒸気を含んだ空気が通るため、熱交換器
の周りは結露が生じます。なので、結露水を排水するドレーンがついてます。
(下写真)

実は、台所の換気と風呂やトイレの換気も、このシステムですべてやります。
前に住んでいた家では、台所や風呂、トイレは全て局所換気であったため、冬の
吹雪の日などは冷たい風が逆流してきて、寒い思いをしていましたが、このシステム
ではそんなことはなくなるので、快適です。気密性維持の面でも大事なことです。
近年主流の台所や風呂の局所換気は、給排同時タイプのものが多く、考え方としては
気密が維持(24時間換気効率に影響を与えない)されるのですが、所詮ダンパーで塞
いでいるだけなので、多少は気密や換気効率に影響は出ていると思われます。
下の写真は台所の換気フード。

風の強弱と照明のスイッチがあるのみです。
料理の時排気量を増やしたいときは強にしますが、この時は家じゅうの給排気が強に
なるので、唯一そこだけが弱点と言えば弱点。でもだからと言って寒くなるわけでは
ありませんが。
下の写真は排気部のカバーとそれを外したところ。


下の写真が操作パネル。電源を切るスイッチはありません。(切ったらやばい)

下は風呂の換気口(排気)。

風呂場には照明のスイッチしかありません。(下写真)

センサー照明のトイレはスイッチすらありませんが・・・
書き忘れそうになりましたが、換気はもちろん各部屋ごとに風量調整をして、
計画換気をするように調整してもらっています。

我が家の機能性

我が家は建築条件のある分譲地に建てたため、断熱性、気密性は非常に高いです。
年間暖房負荷47kwh/㎡年。Ua値0.29(Q値0.9)W/㎡K。C値0.1cm2/㎡。
周りの家も同様の性能。
外観のデザインはいたって普通。あえて言うなら曲がり屋風の間取り。
周りの家と違うところは、機能性でしょうか。(自画自賛?)

一つは玄関ドアの鍵。UBキーガルと言って、いわゆるキーレス施錠。
下の写真のリモコンを持っていれば、ボタンを押して施錠・開錠ができます。
もちろん、リモコン操作も可能。



玄関外の照明やお勝手の照明、トイレの照明はセンサーライトを採用。
消し忘れ防止で経済的です。(ちなみに照明はすべてLED)

あと、台所は特に機能性を重視。(予算額もかなりのものでした)
まずはセンサー式の蛇口。生ものを触っても蛇口を汚しません。
温度や水量も調整できるので経済的かつ機能的。ちなみにセンサー式蛇口の
横には浄水器付きの蛇口も設置してあります。(下写真)


あと、IHクッキングヒーターですが、ヒーターの配置は三角形に配置している
ものが多いですが、我が家は横並び3連式のものを採用。
ヒーターの手前にスペースができて、調理などができるのです。(下写真)

食器棚上部はその高さゆえに取り出しが不便。それで昇降機構付きの収納を
設置。その名も「ソフトダウンウォール」。背の低い妻でもらくらく取り出し
ができます。(下写真)


唯一心残りがあったといえば、パントリーを設置できなかったこと。
やむを得ずではありましたが、ナノイー保存棚を食器棚の下に取り付けました。
根菜類の鮮度が長く維持できます。でもやっぱりパントリーには負ける。。。


ちなみに、台所の通路(システムキッチンと食器棚の間)は、作業性を考慮して
115cmほどの幅を確保しました。複数人で作業しても狭くありません。
(前に住んでいた家では通路が狭く、2人で作業しても狭くて不便だったのです)
以上は、私がいろいろ考えて工務店に依頼したものですが、価格が安いことや
お洒落なデザインもそれはそれでよいのでしょうが、私は特に機能性を重視して
家づくりをしたことに満足しています。
もちろん、断熱性や気密性が良いことは大前提ですけどね。

エアコンの電力消費量を確認する

我が家の暖房器具はすべてエアコンです。
以前にもご紹介しましたが、我が家では1階に2台、2階に1台あるエアコンを
スマホで遠隔操作できるようにしています。その名もダイキンAPP。
外から室内温度の確認、電源のオン・オフや温度設定ができます。



しかも、リビングと2階のエアコンは電力消費量も確認できるのです。
1日ごと、1か月ごと、1年分がスマホで確認できます。ちなみに、下の写真は
リビングのエアコンの電力消費量です。昨年12月1か月分は143kwh消費したこ
とがわかります。


1階洋間のエアコンは、遠隔操作はできるのですが、電力消費量は確認できない
タイプです。ですので、コンセント差込口に電力消費量をチェックする器具を
取り付けました。その名も、ワットチェッカー。6,000円くらいで売ってます。
Bluetoothスマホと接続できます。これも、リアルタイム、1時間ごと、1日
ごと、1か月ごとの消費量や累積量をチェックできます。データ保存して、パソ
コンでデータ管理も可能。なかなかのものです。



我が家の昨年12月の電力消費量の合計は748kwh。そのうち、エアコン暖房による
電力消費量は236kwh。約30%がエアコン暖房に使用したことがわかりました。
1月はどうなるか。また報告します。